日本で最も感染者数の多い性病

日本のイメージ

近年、日本の若者たちの間で性病が蔓延していると言われています。
一昔前の日本で多い性病は、梅毒や軟性下疳だったのですが、現在の日本ではクラミジアや淋菌、性器ヘルペスが増加しています。
一昔前の性病は、明らかに異常だと本人が判るものが中心でした。
ところが現在の性病は、気がつかないことが多いため、これが感染を蔓延させている一因となっています。

現在は、不特定多数のセックスパートナーを持つ若者が増加していることや、オーラルセックスが若者たちの間で一般的な性行為になったこと、性行為の低年齢化なども感染を蔓延させている大きな要因です。
現在増加している性病の中でも、圧倒的に多いのがクラミジアです。
2011年の感染者数は2万5682件でした。北海道で行われた研究結果報告によると、高校生の10人に1人がクラミジアの感染者だったそうです。
淋菌の感染者数が1万247件、性器ヘルペスの感染者数が8240件だったので、淋菌の2倍以上、性器ヘルペスの3倍以上です。
発症年齢を5歳ごとに区切って見ていくと、男性は25~29歳が最多で、女性は20~24歳が最多でした。

クラミジア感染症は、粘膜と粘膜の接触や、精液や膣の分泌物を介して感染します。性器だけではなく近年は、喉に感染する人も増えています。
それは、オーラルセックスが若者たちの間で一般化していることが大きく関係しています。男性で尿道のクラミジア感染者を調べたところ、膣性交のみの感染者は48%、オーラルセックスのみの感染者は21%、両方だという感染者は31%でした。
つまり、約半数はオーラルセックスが関与していることになります。オーラルセックスで口から口、口から性器、性器から性器、性器から口へと広がって行きます。
性器にクラミジアの感染が見つかった場合、10~20%の割合で喉からもクラミジアが見つかっています。

女性の場合は性交後2~3週間で水様性のおりものが増えます。しかし中には、気がつかない人もいます。妊婦検診で初めてクラミジアに感染していることが発覚するケースも多いです。
妊婦さんの約3%が、クラミジアの感染者だったというデータもあります。
また、若い女性がお腹の上の方に激しい痛みを訴えて救急搬送される場合、クラミジア感染症の合併症の1つである肝周囲炎だった、というケースも時々あります。
女性がクラミジア感染者だと判った場合、パートナーも病院を受診する必要があります。

しかし、セックスパートナーが複数いるためにどの男性から感染したのか分らなかったり、心当たりの男性はいても相手に言えなかったりして、感染源と思われるパートナーと再び性行為を繰り返している若者も少なくありません。

性病と分かっていても性行為を繰り返す若者もいる

性器クラミジアは、気がつかずに感染者を蔓延させていることが大きな問題となっています。
しかし中には、自分やパートナーが性病だとわかっていても、性行為を繰り返している若者もいます。
セックスを拒否したら嫌われるのではないか、自分が性病になったと分ったら別れ話に繋がるのではないか、浮気をしていることがバレるのが怖い、などの理由があるのでしょう。

パートナーから感染したのではないかと思っていても、それを問いただすと嫌われるのではないか、ケンカになるかもしれないなどの不安から、パートナーに尋ねることができないという人も少なくありません。
しかし、あなたがパートナーのことを本当に大切に思うのなら、パートナーに尋ねるべきことをしっかりと告げることができるはずです。
そしてパートナーがあなたのことを本当に大切に思っているのなら、あなたが尋ねたことをしっかりと受け止めてくれるはずです。
あなたが尋ねたことでケンカになったり別れ話に繋がったのであれば、それは本当の愛情ではなく、残念ですが、パートナーにとってあなたは単なる遊び相手の1人だっただけではないでしょうか。

性病になったことはとても残念なことです。
でも、相手に感染源になっているのではないかと尋ねることで、相手の本質や本性が見えてきます。
パートナーにあなたの体を思いやる気持ちがあれば、感染を蔓延させたくないという気持ちがあるのならば、あなたが心配しているような別れるという結果にはならないでしょう。